もりひさんをご存知でしょうか。
21歳という若さで、世界でも極めて稀な癌「明細胞性歯原性悪性腫瘍」と闘いながら、YouTubeやTikTokで自身の闘病生活を発信し続けている勇気ある若者です。
癌の影響で顔に穴が開くという過酷な状況にも関わらず、常に前向きで明るい姿勢を崩さず、多くの人々に勇気と希望を与えています。
小学2年生という幼い頃から癌と向き合い、何度も手術や治療を繰り返してきたもりひさん。
2025年5月、顔に穴が開いたことで一度は深い絶望に陥りましたが、2週間後には「誰かの励みになれば」とSNSでの発信を決意。
その人間性の良さと前向きな姿勢が多くの人々の心を打ち、TikTokでは14万人以上のフォロワーを獲得するまでに至りました。
この記事では、
もりひさんのプロフィールから病気の詳細、現在の治療状況、そして彼が私たちに伝えてくれるメッセージまで、包括的にご紹介します。
それでは早速いってみましょう!
もりひさんプロフィール

出典:tiktok
職業は鍼灸師として整骨院に勤務しながら、YouTuberやTikTokerとして活動しています。
趣味はギターの弾き語りで、高校時代から始めたそうです。
特にマカロニえんぴつの大ファンであることを公言しており、自身のチャンネルではカバー曲だけでなくオリジナル曲も披露しています。
学生時代はスポーツ少年で、小学生時代はソフトボール、中高時代は陸上部に所属し、400mで近畿大会に出場した経験もあるアスリートでした。
そんな活発な少年が、小学2年生のときに人生を一変させる病気と出会うことになります。
もりひさんの癌とは?
もりひさんが患っているのは**「明細胞性歯原性悪性腫瘍」**という、世界でも極めて稀な希少がんです。
この病気は治療法が確立されておらず、海外の医師でさえも治療方法が分からないという、それほど珍しい癌なのです。
小学2年生のとき、顔の右側に癌が見つかり、そこから長い闘病生活が始まりました。
入退院を繰り返す日々の中で、普通の子どもたちが運動会や友達と遊んでいる時間を、もりひさんは病室で過ごさなければなりませんでした。
中学3年生のときには重粒子線治療を受け、一度は再発しないと思われました。
高校3年間は比較的穏やかに過ごせたものの、専門学校3年生のとき、今度は顔の左側に癌が再発。
再び過酷な治療の日々が始まりました。
この病気の最も辛い症状の一つが、癌の進行により顔に穴が開くことです。
穴は徐々に広がっていき、顔を覆うガーゼのサイズも日に日に大きくなっています。
激痛が走る毎日を送りながらも、もりひさんは動画投稿を続けています。
2025年の転機|顔に穴が開いてSNS発信を決意
2025年5月、もりひさんの人生に大きな転機が訪れました。
癌治療の影響で顔に穴が開いたのです。
その衝撃は計り知れず、2週間もの間、深い絶望の中にいたと言います。
しかし、もりひさんはその絶望から立ち上がりました。
「自分の経験が誰かの励みになるかもしれない」という思いから、TikTokやYouTube
での発信を開始。珍しい病気であることと、もりひさんの明るく優しい性格が多くの
人々の心を動かし、フォロワー数は急上昇しました。
2025年9月20日には、YouTubeドキュメンタリーチャンネル「1日見てもいいですか?」に出演し、100万回以上再生される反響を呼びました。
この動画では、もりひさんの1日に密着し、病気と向き合いながらも懸命に生きる姿が映し出されています。
さらに同年12月6日には、大阪でワンマンライブを開催予定で、チケットは即完売。
多くのファンがもりひさんの歌声を聴きに集まる予定です。
現在の治療方法
2025年11月現在、もりひさんは**キイトルーダ(ペムブロリズマブ)**という免疫チェックポイント阻害薬による免疫療法を受けています。
これは癌細胞が免疫の攻撃から逃れるのを防ぎ、体の免疫システムががん細胞を攻撃できるようにする治療法です。
確立された治療法がないため、免疫療法という選択肢に期待が寄せられています。

専門医の解説によると、もりひさんのような希少がんに対する治療は非常に難しいそうです。
10月末から11月にかけては体調を崩し、一時入院していましたが、現在は退院して治療を続けています。
入院中も視聴者に向けてライブ配信を行い、心配をかけたことへの感謝と、治療への決意を語っていました。
顔の穴は徐々に広がっており、激痛との闘いは続いていますが、もりひさんは「皆さんの応援が力になる」と前向きな姿勢を保ち続けています。
もりひさんが教えてくれること
もりひさんの動画を見ていると、癌という過酷な病気と闘いながらも、決して希望を失わない姿に心を打たれます。
専門学校時代から付き合っている彼女との将来の夢は「鍼灸院を開いて、彼女を楽させてあげること」。
家族や友人、彼女に愛されながら、一日一日を大切に生きています。
「生きることの素晴らしさ」「今この瞬間を大切にすること」「どんな困難も笑顔で乗り越えること」
──もりひさんの生き方は、私たちに多くのことを教えてくれます。
TikTokやYouTubeのコメント欄には、
「もりひさんの姿に勇気をもらった」「自分も頑張ろうと思えた」
という声が数多く寄せられています。
闘病する当事者だけでなく、日常の中で悩みを抱える多くの人々にとって、もりひさんの存在は大きな希望の光となっています。
まとめ

出典:YouTube
もりひさんは、世界でも極めて稀な「明細胞性歯原性悪性腫瘍」という希少がんと、小学2年生から15年以上闘い続けています。
2025年5月に顔に穴が開くという過酷な状況になりながらも、SNSでの発信を通じて多くの人々に勇気と希望を与え続けています。
現在は免疫療法(キイトルーダ)による治療を受けながら、YouTuberや鍼灸師としての活動、そしてギターの弾き語りなど、精力的に活動を続けています。
12月には大阪でワンマンライブも予定されており、多くのファンが彼の歌声を心待ちにしています。
もりひさんの明るく前向きな姿勢は、病気と闘う人々だけでなく、すべての人々にとって大きな励みとなっています。
これからも彼の活動を温かく見守り、応援していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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