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【速報】八潮市道路陥没事故 74歳男性運転手の遺体が搬出

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八潮市陥没事故現場画像

出典:Wikipedia

今年1月の埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故で、下水道管内からトラック運転手(74歳)とみられる遺体が発見され、地上に搬出されました。

現場では、捜索活動が続けられていましたが、事故発生から約3か月後にようやく運転手の安否が確認されました。

 

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道路陥没事故の経緯と運転手の状況

今年1月28日、埼玉県八潮市中央一丁目の県道交差点中央付近で道路が突然陥没し、トラックが転落する事故が発生しました。

当初は直径約5メートルほどの陥没穴でしたが、崩落を繰り返し、約40メートルほどにまで拡大しました。

事故発生当時、トラックを運転していた74歳の男性運転手の安否が不明となり、捜索活動が続けられていました。

しかし、瓦礫や下水、相次ぐ地面の陥没により救助活動は難航していました。

5月2日朝から本格的な救出活動が始まり、下水道管内のトラックの運転席部分に取り残されていたとみられる男性運転手の遺体が発見され、地上に搬出されました。

埼玉県は遺体について身元確認を進めています。

 

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行方不明だった運転手は家族思いの74歳

行方不明となっていたトラック運転手は74歳のBさんとみられています。

家族によると、Bさんは孫家族との時間を大切にする家族思いの人物だったといいます。

事故発生から1週間が経過した2月4日時点でも救出活動が続いていた際、Bさんの孫の男性はメディアの取材に応じていました。

家族は長い間、運転手の安否を心配し続けてきました。

遺族は「信じることできない」と心境を語っているとの報道もあります。

【遺族のコメント全文】

事故から3か月以上が経ち、ようやく父が救出されました。

道路陥没事故に巻き込まれるなんて想像すらしていない出来事でした。

落下した車内に取り残された父は、心の強い人だったので、恐怖や苦痛と戦って、力尽きるまで生きて帰りたいと思っていたはずです。

それを想うと体が震え、胸が締め付けられる想いです。

体が大きく、何かと頼れる父でした。

少し頑固なところもありましたが、いつも笑顔で、とても優しく温厚な性格の父。 私たちにとって、かけがえのない存在でした。

孫が生まれ愛情を注ぎ、ひ孫が生まれ更に沢山の愛情を注ぎ、これからの成長をとても楽しみにしていました。

みんなが大好きな父が突如として居なくなってしまった事実を、未だに信じることも、受け止める事も出来ません。

まだまだ時間が必要です。 今は父の為に、私たちが出来る事を精一杯やり、前に進んで行かなければならないと思っています。

引用:news.yahoo.co.jp

 

 

道路陥没の原因と救出活動の難航

埼玉県によると、道路陥没の原因は複数の要因が重なったものと見られています。

主に下水道管の老朽化と腐食が関係しているとされています。

1983年に敷設された下水道管に破損が生じ、その亀裂から土砂が入り込み、地中に空洞ができたことが原因とみられています。

現場では、捜索を妨げていた穴の中の水は、下流部の下水道管に目詰まりが起きて汚水がたまっていたことも判明しています。

事故から約3か月が経過した5月1日朝、ようやく消防隊員や警察官が男性が取り残されているとみられる下水道管の中に入り、本格的な捜索活動が行われました。

そして5月2日、男性とみられる遺体が発見され、地上に搬出されたのです。

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まとめ

道路のインフラの老朽化が浮き彫りに!

今回の埼玉県八潮市の道路陥没事故は、日本全国で進む下水道インフラの老朽化問題を浮き彫りにしました。

1983年に敷設された下水道管の破損が事故の一因となっており、全国的に同様の問題を抱える可能性が指摘されています。

事故発生から約3か月が経過してようやく運転手とみられる遺体が発見され、被害者家族にとって長い苦しみの日々が続いていました。

今後は事故の詳細な検証と再発防止策の検討が求められます。埼玉県では既に「原因究明委員会」を設置し、工学的かつ客観的な見地から事故原因の究明を進めています。

道路や下水道などの社会インフラの定期的な点検・保守の重要性が改めて認識される事故となりました。

 

ご家族の皆様に、心よりお悔やみ申し上げます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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